仏教の生命観 永遠の生命

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私たちの生命は生まれてから死ぬまでの間だけではない

私たちの生命は、人間に生まれてから百年ほど生きて死んでいく間だけのことではない。「本当の私」とは生まれてから死ぬまでの間だけではない、無始より続くものだと仏教では教えます。「無始」とは、始まりのない始めということで、無限の過去ということです。

医学が進歩して人間が百年生きるようになった、といっても瞬間のことで、シャボン玉をふくらませて破裂するまでの間もないのです。シャボン玉の命は、七色に輝いてきれいではありますが、あっという間に消えていきます。人生長いように思いますが、瞬間的なのです。

シャボン玉のような人生

地球ができてから46億年経つと言われます。その中の人生100年とはどれほどでしょうか。
部屋の隅から隅までを46億年とするならば、その中の一生80年となると、どの程度でしょうか。点にもならないでしょう。
地球の歴史だけで比べても80年といっても瞬間のできごとです。
あるいは1億年を1メートルに換算してみましょう。46億年は46メートルになります。その中で、人類が誕生してから200万年と言われますが、これは2センチメートルにあたります。その中のさらに80年と言ったら、シャボン玉より一瞬ではないでしょうか。

その生まれてから死ぬまでの前後、曠劫(果てしなく永い間)の昔から永遠の未来に流れてゆく自己を知らされるのです。滔々と流れる大河にポツッと泡ができて消えていく間よりもはかない人生。その間に「娘が嫁と花咲いて嬶としぼんで婆と散りゆく」「子は親となる、子は親となる」のが私たちの人生であると仏教では説かれます。

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京都のある大学で仏典を学ぶ22歳。 深淵な哲理に日々感動しています。

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