振り返る /55


あたらしい音が聞こえる
楽しくて少しさびしい
瞬間不安になって思うのは
見慣れたコンクリートの階段

「ちがう」場所が「いつもの」景色になって
懐かしさはたまに たしなむ程度

あたたかな時間のなかで時々
おもいきりけがれたくなる
たいせつなだれかの笑顔に
みんな救われているんでしょう

君もどこかで元気にしてますか なんて
くるくる考えても知るすべはなくて
通り過ぎた肌寒い風は
どこかであのくせっ毛も揺らしただろうか

拓けた未来は 後戻りを阻んでく
さよならと一言伝えたかった


[09/03/11]
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