滞り /31


一言でいい、言葉を交わせますように
すこし昔の日常も今では神頼み
時間が止まればいいって
生まれて初めて思ったの

ただ遠くから見られたら……
終わりのない階段の 底辺近くをさまよっている
いつか目を閉じることが出来たならそれは
最上の喜びとなって全身を襲うだろう

なにかが私達を決定的に変えた
それが抗えない時間なら
まだ諦めもつくかもしれない

なにより辛いのは苦しいのは
変わってしまったことなんかじゃない
私だけが辛くて苦しいってこと

着実に 失速してゆく
不満は未練という形をとって
体中に浸透し……

これも一つの幸福だと
思うこともできなくは ない


[07/10/08]
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