昭和58年夏宮城県大会決勝
  この年の決勝は公立校対決という珍しいカードとなりました。14年ぶり3回目の出場を狙う仙台商業と 春夏通じて初めての甲子園を狙う仙台三高の対決です。

両校の決勝までの勝ちあがりを見てみましょう
昭和58年夏 宮城県大会
準決勝仙台三5−4東 北
準々決勝仙台三6−5仙台育英
4回戦仙台三3−1小牛田
3回戦仙台三9−1涌 谷
2回戦仙台三5−2白 石
昭和58年夏 宮城県大会
準決勝仙台商6−0電子工
準々決勝仙台商8−1仙台向山
4回戦仙台商9−0宮城高専
3回戦仙台商4−0佐沼
2回戦仙台商18−0栗原農

  左のサイドハンドの荻原投手を軸にわずか失点1と無難な勝ち上がりを見せる仙台商業。それに対し準 々決勝、準決勝で東北、仙台育英の私立2強を打撃戦で下して勢いに乗っている仙台三高。 両校ともに実力は高くどちらが甲子園に出てもおかしくはない、と予想されていました。 しかし実際の試合は大きく下馬評を覆すこんな展開となるとは誰も予想しなかったでしょう。
 
仙 台 三
仙 台 商Χ 10

本日の試合結果
第一試合
     
     
第ニ試合
    
    
第三試合
    
    
第四試合
    
    
    
  
UMPIRE
  
  CBTBUBVB  
仙台三
高
橋
豊
若

林
高
橋
泰
鈴
木
新
稲

葉
阿

部
近

江
片

桐
笠

原
 
渡

辺
加

藤
安

海
萱

場
 
庄

司
小
野
寺
堀

籠
大

坂
斎

藤
荻

原
大

槻
桜

井
武

藤
仙台商
試合内容
  1回裏、一死から小野寺の内安打で出塁。ニ盗を決める。続く堀籠が遊失で小野寺が帰り仙台商業が先制する。 6回表片桐が四球で出塁し仙台三高は始めてのランナーを出したが無得点に終わる。 6回の裏仙台商業の攻撃。一死から小野寺がヒットで出塁。続く堀籠の犠打で2進。続く大坂は四球で出塁し一 死一塁二塁。5番斎藤のタイムリー内安打で1点追加。荻原もセカンドへのヒットで続き二死満塁とする。大槻 はライトへタイムリー三塁打。3点を追加する。
  さらに勢い付く仙台商業は7回に2点を追加。
  9回表、スコアは7−0。こんな一方的な展開になるとは誰が予想していただろうか。しかしそれ以上に以外な のはこれまで私立2強を下してきた自慢の仙台三高の打線はスコアボードを覗けばHの欄は0。未だヒットは出 ていない。荻原の投球の前に仙台三高打線を片桐の四球のみのノーヒットノーランに押さえ込まれているのだ。 この回も荻原は2者を凡退に討ち取り、9回表二死走者なしまで迎えた。スタンドは決勝戦初のノーヒットノー ランを確信する。バッターボックスは仙台三高1番高橋豊。カウントは1−0となった2球目。自信「荻原のス トレートだけを狙っていた」という打球はニ遊間を抜くセンター前ヒット。仙台三高はノーヒットノーランを免 れた。荻原は続く若林を三振にとって甲子園出場を決めた。
(参項資料:宮城県高校野球連盟発行 「汗と涙と感動と」)
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